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ゴミ捨て場

友人Aが引越しに際していろいろなものを我が家へ持ち込んで来た。

●使い古した古い型のアイロン。

●使い古した古い型のポット。

●使い古した調味料入れ。

●使い古したお盆。

●たしかお兄さんにもらったと言っていたはずのキャラクター時計。

●ネットや洗濯洗剤。

●消臭剤。

上記のものは、全部私にとっては要らないものだ。

まず私はアイロンを使わない。社会人になった時、可愛くて小型で軽量なものを買おうと思っていた。

ポット。いらない。そして、汚い。こんなもの自分で捨てろといいたくなる。

お盆。お盆は腐るほどある。

キャラクター時計。これはお兄さんからの贈り物なのでは…?時計なら二つあるので間に合っている。

使いかけの洗濯洗剤やネット。いくら洗いものの道具とはいえ、正直古いものを使いたいと思うほどは必要ない。

消臭剤…なんだか私の部屋が「臭いよ」と言われているようで不快だった。

私の部屋、ゴミ捨て場みたい。泣ける。

Aは親から荷物の多さについて少し叱られたようだった。部屋へ行った時、そんなに多くは感じなかったが、おそらく車に乗り切らなかったのだろう。

それで、私が標的になったのだろうか?

怒り、心頭。

でも、Aはおびえているようにも見えた。そんな隙を見せられて、私は甘くなった。そこをAは見逃さなかったのかもしれない。

いらない!

どうしてこの一言がいえないんだろう。

どうして私が、燃えないゴミの始末までしなければならないのだろう。

なぜ、なぜ、押し付けてくるんだろう。

邪魔しないで!

私をゴミ扱いしないでよ!

私はいつも、いつも後始末ばかり。

時にはやってもらいたい。

苦しいよ。

ダンボールの山ほどあるキッチンを眺めるたびに、うんざりする。

いっきに全部、捨ててしまいたい。

何もかも、捨ててしまいたい。

何より腹が立つのは、Aがブログでこんなことを書いているからだ。

「私は人を前から導く人間ではなくて、人の後ろで落としたものを拾って戻してあげる人になりたい。

大抵の人は何も落としていないつもりで歩くからそんな後ろの存在には気付かない。

だけど時々振り返る用心深い人に気付いてもらって「ありがとう」と言われる。

それぐらいがちょうど良い。

感謝なんていらない。自分が勝手にしていることなのだから。」

はぁぁぁ。疲れる。なんでだろ。

そんなたいしたことじゃない。四月くらいにまとめて捨てればいいことだもの。

だけど、こんなに心が痛む。イライラするし、情けない。

なんでこんなに気持ちが揺らぐんだろう。

はっきりいえたら、どんなに楽だろうね。

でもできっこないよね。

Aの気持ちも、わかるんだもの。

でも、踏みにじってやりたくなる。

お前のやってることは、本当に迷惑なんだって言って、

殴って、けり倒してやりたくなる。

そのくらい憎らしい。

本当に些細なことなのに。

小さなことなのに。

私のしたかったことを、らくらくとこなしていくA。

それとは眞逆へと、どんどん行ってしまう自分。

それが、もう、一緒にいたくない証なのに。

わかってるのに。

どうしてこんなに疲れるんだろう。

悲しい。

しんどい。

誰かに吐き出したい。

泣こう。思いきり。

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